メインストーリーでは、七つの「異聞帯」の中で特に気に入ってるのが「妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ」と「黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン」です。

時間が経ったせいもありますが、前4つの異聞帯の人々(ゲルダとかアジャイとか)のことは大抵覚えてるんですけど、個人的にストーリーが面白くなったのはやはり第5異聞帯以降かなと思います。直感的に言うと、「異聞深度」によって好みが影響されているかも。
妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ
例えば「妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ」では、ストーリーが進むと、妖精暦12000年から女王暦2017年までの歴史が分かってきて、聖剣鍛造を務めた6翅妖精がどれだけヤバいのかも分かってきます。時系列の考察は頭を使いますが、これがなかなか面白かったです。ただ予想外だったのは、この妖精たちの子孫も相変わらず性根が腐ってたこと——

「だから取るに足りない、小さな虫の一噛みで崩れるのですね。」

それに舞台がブリテンで、登場人物や用語(楽園の妖精、星の内海、予言の子、妖精騎士など)にも妙な既視感があるんですよね。第一部の「絶対魔獣戦線」みたいに、この章だけアニメ化しても絶対面白いと思います。

「黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン」は、6500万年前に恐竜が隕石(ORT)で絶滅せず、むしろ霊長類「ディノス」に進化した異聞の話です。面白いのは、彼らが知的種族として存在してた時間は人類史よりずっと長いのに、発展ゼロの文明レベル低いユートピア社会だったってことです。
ORT
ストーリー終盤では、心臓(太陽)を取り戻そうとするORTに対して、カルデア総力戦で挑む展開は、何年もかけて育てた戦力をぶつける「最高の舞台」でした。

ここで触れておきたいのが、あるマスターの根性です。同章第10節「ORTの日」で、設定上倒せないはずのORTを、このマスターは108日かけて42963ターンで本当に倒しました。もちろんこの可能性は後で運営に剪定事象として修正されましたけどね(笑)
U-オルガマリー
この章では、大統領U-オルガマリーの加入も意外なサプライズでした。当時はまだ今後のストーリー展開が分からなかったとはいえ、彼女が第5章後編に登場してから「本気で敵だ」と思ってたマスター、たぶんそんなにいなかったんじゃないですかね。

……遺分体がちょっとうるさかったですね。まあ、うん(笑)

七つの「異聞帯」剪定後の奏章は、カルデアがクラスの意味を理解しないままエクストラクラスを(ある意味)乱用した結果、汎人類史から異端扱いされて、人理の壁に阻まれ、南極の旧カルデア基地に入れなくなったところから始まります。この罪を清算して潔白を証明するため、カルデアの者のアドバイスにより、作戦名「オーディール・コール」がスタートしました。

ひとつ、秩序を担う裁定者 虚ろな罪を自覚する巡礼の旅
ひとつ、永劫の復讐者 すべてを焼き尽くす恩讐の炎
ひとつ、自我から別たれし別人格 己の内側に相対する

まあ、奏章は時間稼ぎっぽいって意見もありますが、個人的には各章結構面白かったと思います。
ジャンヌ・オルタ
「不可逆廃棄孔 イド」では珍しく学園生活に戻って、家族を失う辛い経験もしつつ、ジャンヌ・オルタが最後まで寄り添ってくれたことと、巌窟王の気遣いを実感できました。
メタトロン
「人類裁決法廷 トリニティ・メタトロニオス」では、敵が天使化したド真面目なジャンヌ――その名もメタトロン。一方で、怠惰すぎて背負ってもらわないと歩かないジャンヌがなぜかこちらの味方になる…このギャップ萌え、結構新鮮でした。
パラディーン
そしてここでマシュも己の存在理由を見出し、再会したギャラハッドと訣別したことで、新たな霊基パラディーンを獲得しました。

ただカドックが終章でサプライズしてくれると期待してたんですけど、やっぱり…(涙)

あと去年の水着イベ後半に突然出てきた「新霊長後継戦 アーキタイプ・インセプション」は、人類が死を克服した世界——「人類」が絶滅してAIが新しい「人類種族」になった並行世界の話で、今のAIブームにピッタリな話題でした。
BB
本質的に『月姫』と『EXTRA』のコラボで、この章では岸波白野の物語に終止符が打たれると同時に、人間性への賛歌がほのかに描かれていました。

さて、ここからが本番です。※以下、終章ネタバレあり。

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